カテゴリー:周辺観光
静岡の避暑地・梅ヶ島。ひんやり涼しい・混まない穴場スポットにお出かけ♪
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
オクシズ(静岡市の山奥の方)梅ヶ島は、標高800メートルに位置するため
静岡市街地より5℃~10℃ほど気温が低く、涼しく過ごせます。
昔からの温泉地なので「ご年配の方が多いのでは?」と思うかもしれませんが、夏は虫捕りや川遊び、星空観察など山のアクティビティを楽しむ子連れの観光客もたくさん。
日帰りはもちろん、近場の方も涼を求めて温泉宿に宿泊されるほど、地味に人気スポットなのです。
場所によっては「え、こんなに人が多いの!?」とびっくりするときも。
今日はそんな梅ヶ島の中でも特に穴場の観光スポットをご紹介。
人の少ない、涼しい場所で夏を満喫しちゃいましょう♪
安倍川源流の渓谷を眺める。
梅ヶ島に向かう唯一の道路、通称梅ヶ島街道のドライブは山の緑と安倍川の渓谷を楽しめます。
私のおすすめは道路沿いの待避所に駐車して、安倍川河川敷に下りてのんびり散策すること。
ここ梅ヶ島は糸魚川静岡構造線、地質的な影響を受けて山の崩落が激しい場所です。
山肌が露出するほど豪快に崩れた箇所も散見されるので、そういう景色を眺めるのが好きな方にはもってこいの場所です。
なお、川に下りる際は足元に十分気をつけて、転落や滑落にご注意ください。
▲大谷崩れ訪問をきっかけに、山の崩れの愁いと淋しさに魅了された著者の幸田文(幸田露伴の娘)。
凛とした文章に引き込まれます。
また、川の音(せせらぎ)には「1/fゆらぎ」と呼ばれる人の心をリラックスさせる効果を持つ波形が含まれていることが知られています。
流水音に耳を傾けていると考えることも忘れ、次第にその音へと身をゆだねるような感覚になり、心地よくなってきます。
人により強弱はあれどこうした感覚は誰にでもあるもので、水によるこの働きかけが癒し・リラックス効果をつながっていると言われています。
視覚的にも水は癒し効果があるとされ、流れる水のもつ清らかなイメージや光によるきらめきなどが見る人の心を落ち着かせ、和ませてくれます。
程よい日陰を見つけてダイナミックな山と、川の流れをぼんやり眺めてみる時間も贅沢です。
安倍七滝巡り
梅ヶ島といえば、安倍の大滝。
日本の滝100選に選ばれた名瀑が有名ですが、実は大小さまざまな滝があるんです。
以下、梅ヶ島にある7つの滝をご紹介いたします。
藤代の滝
市街地から県道29号線を北上し、入島トンネル出口すぐを右折。
藤代集落に藤代の滝があります。
現在橋の工事中。ヒルが多いのでお気を付けください。
宝月の滝
市街地から県道29号線を北上し、梅ケ島小中学校を越え、関の沢バス停を右折。
関の沢集落に宝月の滝があります。
滝に下りる道は整備されておらず滝に近づくためには沢登りになるのでご注意ください。
赤水の滝
コンヤ温泉テニスコートから梅ヶ島温泉方面へ北上。
県道29号線沿い左手に現れる大きな滝。
道路からも見えるので、比較的鑑賞しやすい滝です。
展望台や駐車場も完備。
安倍の大滝
※2024年6月~ハイキングコース崩落のため通行止め
日本の滝百選にも選ばれている高さ85m幅16mの静岡市随一の大滝です。
大滝までは30-40分ほどのハイキングでたどり着きます。
正直、山歩きに慣れていない方は大変な思いをするかもしれませんが、「行く価値があった!」と笑顔で戻って来るお客様が多いのも事実です。
登山道として整備されていますが、途中数カ所の吊り橋や、傾斜のある階段、山道もあります。高所恐怖症の方や、足腰に不安のある方は慎重にご判断ください。
安倍の大滝ハイキングコース入口に一番近い駐車場は、湯の華有料駐車場です。
湯滝
湯滝は梅ヶ島温泉街にある「お湯のふるさと公園」内で見ることができます。
山から湧き出る温泉成分が流れる滝で、硫黄の香りが立ち込めます。
なお、寒い時期は滝周辺から湯気が出て神秘的な光景ですので、冬期の訪問もおすすめ。
三段の滝
三段の滝は温泉街を直進、湯元屋さん上の駐車場をさらに登った場所にあります。
三段の滝と言いますが、2段にも見えるし、もっと段数があるようにも見えるし、どの滝のことを指しての三段なのか私も分かりません。
見に行きやすさと見ごたえのバランス的に、個人的には安倍七滝の中で一番オススメの滝です。
私イチオシの滝ではありますが、意外と観光客の少ない穴場スポットです。
恋ケ滝(鯉ヶ滝)
恋ケ滝は、山梨県へと抜ける林道(通称:安部峠)の途中にあります。
現在は道路崩落の影響で通行止めとなっております。
インスタなどを見ると最近でも訪れている方もいますが、彼/彼女らは相応の登山装備で行った山登り上級者です。道が崩れている現在、初心者は行くのを諦めましょう。
恋が滝は悲恋伝説も残る、見ごたえのある滝です。また道路が復活したら見に行きたいですね。
滝の近くでマイナスイオンを浴びるのは、想像するだけでも気持ちいい!
さらにハイキングで汗をかいたら温泉で温泉でひとっ風呂♪
お着替えを持参しさっぱりして帰るのもオススメです。
梅ヶ島にある小さな日帰り温泉で汗を流す
温泉郷の梅ヶ島。何軒か日帰り温泉があります。
その中で混雑を避けてのんびり過ごしたいあなたにオススメの施設が湯元屋さん。
男湯・女湯にそれぞれ内湯と露天風呂があり、温泉好きも満足することでしょう。
市営温泉よりも小規模で、利用者も多くない穴場スポットです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
家族経営の小さな宿で、密を避けた滞在を
梅ヶ島温泉街にある旅館・民宿はどれも小規模なので密が少なく、接触を避けた滞在ができるのも人気ポイント。
もともとの部屋数が多くないことに加えて組数を制限していることもあり、満室の日も増えているので計画はお早めに!
当館は1日3組限定で営業しております。
土日やお盆休みは満室の日も増えてきておりますので、気になる方は早めにお問い合わせくださいませ。
虫よけ・熱中症対策をお忘れなく!
梅ヶ島は山や川、緑いっぱいの大自然です。
とにかく虫対策は万全に。ヒルやアブなど、都市部ではなかなか出会わない害虫もいます。
また、避暑地とはいえ日中は日差しも強いので、熱中症対策もお忘れなく。
外出時の帽子着用や、こまめな水分補給は鉄則です。この時期、状況に応じてマスクを外す判断も。
感染対策を兼ねて人が少ない場所を選んで出かける戦略もありですよね。
暑い夏を少しでも爽やかに、人混みを避けて梅ヶ島で涼しく過ごしてみてはいかがでしょうか?
【2022年8月2日】初稿
【2024年7月5日】加筆修正しました。(安倍の大滝通行止め、過去のキャンペーン情報やコロナ対応関連削除、営業日を最新版に変更)
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梅ヶ島温泉 湯の華
TEL:054-269-2253
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