湯の華ブログ

若女将が、最近の出来事や猫の様子、梅ヶ島の観光情報、宿周辺の景色などをご紹介するブログです。

2022年10月7日

カテゴリー:小さなお子様連れの方へ

赤ちゃんっていつから温泉に入れるの?温泉デビューの注意点

こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
当館は、お子様大歓迎の宿です。
最近は小さなお子様連れのお客様が多く、「今回が子どもの温泉デビューでした!」と報告してくださる方も。

「赤ちゃん・子どもはいつから温泉に入れていいの?」と疑問を持つ親御さんもいらっしゃるかと思います。
本記事では、3歳児の母であり温泉ソムリエの資格を持つ若女将が、赤ちゃんの温泉デビューについてご説明いたします。

 

赤ちゃんは温泉にいつから入れるの?

赤ちゃんの温泉に入れる月齢にはっきりとした決まりはありません。
一般的には生後1か月未満の沐浴中、へその緒が取れていない時期は止めておきましょう。
ただし、有名温泉地では産湯に温泉を使っている病院もあり、新生児の温泉入浴がNGというわけではありません。
あくまで赤ちゃんの負担と感染対策を考えて、生後1カ月で温泉旅行などに行くのはおすすめできない、という話です。

赤ちゃんの温泉デビューを検討する場合は、「お湯が清潔かどうか」がポイントです。
利用者の多い公衆浴場を避ければ、むやみに温泉を怖がる必要はありません。
部屋付きの温泉がある宿、かけ流しの温泉を選ぶと良いでしょう。

これまでの経験上、首が座ってくる6か月くらいからデビューする方が多いです。
もちろん、ひとりひとり赤ちゃんの発育は異なります。
まずは赤ちゃんの体調や発育を考えた上での温泉デビューを検討しましょう。

 

赤ちゃんにNGの泉質はある?

大人が入って刺激を感じるほどの温泉は避けましょう。
・強酸性泉(pH2.0未満)
・強アルカリ性泉(pH10.0以上)

また、湯あたりしやすいとされている下記の泉質も注意が必要です。
・放射能泉(ラジウム、ラドン)
・硫黄泉
・酸性泉

残念ながら、硫黄泉である梅ヶ島温泉は赤ちゃんの温泉デビューに適している、とは言えない泉質です。
当館の温泉は「入浴後もポカポカが長続きする」と好評をいただいておりますが、反面赤ちゃんにとっては湯あたりしやすい湯とも言えます。
当館のお風呂に赤ちゃんや小さなお子さんが入浴する場合は、入浴時間を短くする、湯上がりにシャワーでかけ湯をするなど対策が必要です。

 

赤ちゃんの温泉デビューにおすすめの泉質

では、赤ちゃんの温泉デビューに適している泉質はどのようなものでしょうか?
温泉ソムリエでは、これらを「やさしい温泉」と表現しています。
やさしい温泉とは…
・泉質名に「単純温泉」と書かれているもの
・温泉分析表の「溶存物質(ガス性のものを除く)」の数値が1000㎎/kg程度の温泉
・泉質名のつかない温泉

一見、温泉として魅力に欠けるのではないかと思われる上記の泉質ですが、「赤ちゃん、肌の弱い方も入浴を楽しめる」というメリットがあります。
泉質については、ウェブサイトなどで公開している施設も多いので気になる温泉がある場合はリサーチしてはいかがでしょうか。

 

赤ちゃんを温泉に入れる際のポイント

赤ちゃんを温泉に入れる際は、直接湯船に入れるのではなく、ベビーバスの使用をおすすめします。
というのも、ベビーバスを使うことで
・お湯の温度を赤ちゃんにとって適温に調整できる
・清潔で新鮮な温泉に入れる(感染対策)
・他のお客様へのエチケット
という利点があります。

赤ちゃんっていつから温泉に入れるの?温泉デビューの注意点

▲当館に置いているベビーバス。
身長97センチのうちの3歳児も余裕で入れます。
保湿のために入浴剤を入れることもできますよ(^_^) 
上記写真は梅ケ島温泉に保湿用オイルを入れて乳化させた状態です。

 

ベビーバスで温度調節

温泉の温度は40℃前後であることが多いでしょう。場所によってはもう少し熱めのところも。
赤ちゃんの入浴に適した温度は38~40℃とぬるめです。
浴槽のお湯が少し熱いな、と感じた時はベビーバス内で温度調整をしておきましょう。
ベビーバスに温泉を汲んで時間を経つと冷めてぬるくなります。また、急ぎの時は水を足して温度調節が可能です。
※当館脱衣場に湯温計を用意しております。ご自由にお使いください。

 

湯口から新鮮な温泉を汲む

ベビーバスにお湯を入れる際に、湯口(温泉がダバダバ出てくる場所)からお湯を汲むのが理想です。
まだ誰の肌にも触れていない新鮮な温泉を使えるので衛生面でも安心です。

 

赤ちゃんの入浴OKか、事前に施設に確認を

大浴場などの場合、赤ちゃんなどオムツの取れない方の入浴を禁止している施設もあります。
「せっかく来たのに温泉デビューできなかった!」という事が無いよう事前に施設に確認しておきましょう。

ご家庭でお子さんを入れたことのある方ならピンとくるかもしれませんが、「赤ちゃんが浴槽内で排泄してしまう事故」はたまに起こります。お湯が気持ちいいのかなぁ。
家庭内なら微笑ましいエピソードですが、温泉施設でこれをやられてしまうと、一度湯を抜いて清掃しなければならず、周りの方にも施設にも迷惑をかけることになってしまいます。
公衆浴場では「小さい子が入浴しているだけで気が気じゃない」という大人もいらっしゃるでしょう。

万が一、入浴中にうんちやおしっこが出ても、ベビーバス内ならまだ被害は最小限です。
他の方へのエチケットという意味でも、赤ちゃんの温泉入浴はベビーバスの使用をおすすめします。

 

温泉を出た後はたっぷりの保湿を

赤ちゃんの肌はデリケートで乾燥しやすい状態です。
入浴で潤うと勘違いしがちですが、実は水分は失われているのです。
ですので、入浴後の保湿は必須!
さらにお風呂で清潔になった肌は保湿する絶好のタイミングなんです。

当館の温泉の泉質は硫黄泉です。
硫黄泉は「美人の湯」と言われ、クレンジング効果が高いのが特徴です。
赤ちゃんにとっては、刺激が強すぎる可能性があるのでお風呂上りに普通のお湯(シャワー)でかけ湯をすることを推奨いたします。
硫黄泉の特長で入浴中はツルツル、すべすべの肌になりますが、入浴後は皮膚の水分が発散して乾燥しやすくなります。入浴後は、いつも以上に丁寧に保湿しましょう。

 

入浴後の水分補給も忘れずに!

大人も赤ちゃんも入浴前後の水分補給は大切です。
母乳やミルクを飲ませてあげましょう。
最近は「お風呂上がりに白湯は飲ませない」という考え方が広まっています。

 

湯の華は赤ちゃんウェルカムの宿です!

当館には、令和元年生まれの小さな子どもがいることもあり、子育てファミリーにやさしい宿を目指しています。
下記に当館のベビー向けアメニティを記載しておきましたのでご参照ください。

 

当館の赤ちゃん向けサービス一覧

・お食事の際、お子様用食器の貸し出し
・貸切風呂で家族でゆったり温泉を満喫♪
・ベビーバス、お風呂で遊べるおもちゃあります

赤ちゃんっていつから温泉に入れるの?温泉デビューの注意点

・どんな寝相でも大丈夫!家族みんなで布団敷
 ※無料のお子様もお布団をご用意いたします。ご不要の場合はお知らせください
・ベビー用バウンサーの貸し出し
・館内各所におむつ用ごみ箱設置
・〔湯の華文庫〕ロビーの絵本も自由にご利用OK

赤ちゃんっていつから温泉に入れるの?温泉デビューの注意点

▲子ども用お風呂セット
最近あたらしく購入しました♪
小さくて使いやすいので2~3歳児の自立を促せます。大人の真似して水を被る姿がかわいいです。

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