こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
当館ではお食事に使用する食材はなるべく地物(地元の材料)を使っています。
たとえば、おおきなしいたけバター焼きや、朝食のさびめしの本わさびなど。
毎週梅ヶ島の生産者さんから仕入れています。
▲しいたけと卵の比較。バカでかいやぁ!(しぞーか弁:とても大きいなぁ)
このしいたけやワサビ、お客様から好評で、
「前回食べたしいたけが美味しかったから今回も付けてください!」
とご指名が入るほど♪
今ではしいたけのバター焼き(夕食)と朝食のさびめしは当館の定番メニューとしてお出ししています。
どちらも梅ヶ島産の一級品。
生産者さん曰く、梅ヶ島の気候だからこそ特別な味わいなんだそうです。
お世話になっている生産者さんたち。そして、その食材を召し上がって喜んでくれるお客様。
ふと、「地方の宿が地元の食材を使うことで三方良しにつながるのでは?」と思ったので記事にしました。
「三方よし」とは?
近江(現在の滋賀県)に本店を置き江戸から明治にかけて日本各地で活躍した近江商人。
彼らが信用を得るために大切にしていたのが、
買い手よし
売り手よし
世間よし
という「三方よし」の精神でした。
画像引用:三方よしを世界に広める会
湯の華流に言うと
お客様よし
宿よし
地域よし
でしょうか。
良い宿泊体験でお客様に喜んでいただき、信頼を得てリピートしていただく。
食材は地元のものを使い、地域の産業を支える。
こんな仕組みが出来たらいいと思っています。
宿のお客様が増えること→地域の維持につながる?
「梅ヶ島の人口が減っているのは仕事がないから」
地域住民との会話から、そんな意見も耳にします。
たとえば農業。
梅ヶ島の主要な産業のひとつです。
標高1000メートル近いこの地ならではの気候に合わせた作物が栽培されています。
お茶やワサビ、しいたけなどは特に品評会でも評価が高く、名産品として知られています。
しかし残念ながら、高齢化&担い手不足により廃業される農家さんも多いです。
若い世代が農業に魅力を感じずに、街に働きに出てしまえば、ますます村は高齢化の一途をたどるでしょう。
梅ヶ島には10数軒の温泉旅館があります。
それぞれの宿で地物食材を使い、お客様が喜んで宿泊者が増えれば、それだけ提供できる農産物の量も増えます。
その結果、地元の農家の方の安定収入につながり、雇用の創出も可能です。
ひいては梅ヶ島の地域存続につながる。
もちろん、当館だけの量ではたかが知れています。
でも梅ヶ島ではどのお宿さんも地元の食材をふんだんに使い、工夫をこらしたお料理を提供しています。
梅ヶ島の宿同士はライバルではなく、ともに共栄していく仲間です。
良いところをたくさん取り入れて、相乗効果で盛り上げていきたいと思っています。
若女将としてまだまだ2年目。
ペーペーの私ですが、それぞれ魅力的な梅ヶ島温泉郷のお宿のこと、地域のことを知ってほしいなぁと思っています。
これからも沢山の梅ヶ島の方と交流して、情報を発信していきたいと思いますのでよろしくお願いします!
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梅ヶ島温泉 湯の華
TEL:054-269-2253
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