【花粉症？風邪？コロナ？インフルエンザ？】症状と見分け方

2024年2月14日

カテゴリー：日常/雑記

こんにちは！
梅ヶ島温泉　湯の華　若女将のさゆりです。
長年、重度の花粉症です……

これからスギ・ヒノキ等春の花粉のシーズンとなりますが、
花粉症の皆さまにおかれましては戦々恐々としていることと思います。

さらに今年は、インフルエンザとコロナも大流行しております。
これら感染症の諸症状と風邪や花粉症の区別が付きづらく、
「鼻水がたくさん出てきたけれど、もしかして……」と不安になるかもしれません。

そこで、花粉症と風邪（感冒：かんぼう）、新型コロナ感染症、季節性インフルエンザとの症状比較をしてみました。

花粉症と風邪、インフル、コロナの比較
花粉症の主症状（主に鼻水の違い）
不安な場合は早めに受診を
【花粉症関連】こんな記事も読まれています
参考URL

花粉症と風邪、インフル、コロナの比較

風邪・花粉症・新型コロナの見分け方｜東京都新宿区西新宿・都庁前の新宿アイランド内科クリニックをもとに筆者作成

花粉症とそれ以外の症状には大きく二つの特徴があります。
以下に該当すれば花粉症の可能性が高いです。

①結膜炎など眼の症状を伴いやすい
②症状持続期間が2週間以上と長く、季節性がある

風邪（普通感冒）は、ウイルスや細菌などの病原体によって引き起こされる、鼻やのど（上気道）の急性炎症の総称です。鼻やのどの粘膜から感染するため、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たんなど、鼻やのどの症状が顕著にみられます。

インフルエンザは、インフルエンザウィルスに感染することで発症します。一般的な特徴は、38℃以上の急激な発熱があり、関節痛や筋肉痛、倦怠感や悪寒などの全身症状が現れ、鼻みず、せきなどの症状を伴います。

花粉症に似ている症状で、一番注意しないといけないのは新型コロナウイルス感染症です。
皆さまご存じのとおり、2019年末に初めて感染が確認された新しいウイルス感染症で、症状のバリエーションが非常に広いこと、そして「典型的な風邪の症状」をきたすことも少なくないことから、見分けることが簡単ではありません。
コロナウイルスは変異を繰り返しており、最近主流となっているオミクロン株では喉の痛みや頭痛、咳と同様、鼻水がよくある症状の１つとして挙げられています。

花粉症の主症状（主に鼻水の違い）

花粉症の4大症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみです。
私の場合、鼻水の出方で花粉症の症状かそうではないかを見分けています。
汚い話で恐縮ですが、鼻水の性質で「これは花粉症だ」とか「様子が違うから受診しよう」など判断しています。

花粉症の場合、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって鼻水等の症状が引き起こされます。
この場合は、ウイルス感染と異なり「IgE抗体」「ヒスタミン」「肥満細胞」などが中心となった炎症経路のため、アレルギー性による鼻水の場合は、鼻水の性状もサラサラした水っぽい鼻水になるのが特徴です。

「滝のように鼻から水が出てきてとまらない」
「鼻水が流れ出るまで気づかない」（私も自覚なしに鼻が垂れていることがあります💦）
これらの鼻水の出方が花粉症患者によくあります。

なお、ウイルス感染が原因の風邪などで出る鼻水は透明で少しネバネバしており、細菌感染の場合は黄色や緑っぽい鼻水が出るのが特徴です。