梅ヶ島エリアでハイキング、釣り、サイクリングされる方へ。【クマ出没注意】
♪ある日~森の中~、くまさんに出会った~
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
ちょうど一年前の夏、梅ヶ島でクマの目撃情報が多発しました。
実際に湯の華周辺にも出没しており、私も車で付近を走行中に遭遇しました。
車道を横切る黒く大きい姿。
鹿やイノシシとは違ったので、違和感を持って林を凝視すると…
クマもまた、私の方を見ていたのです。
刺激しないように“スタコラサッサ”と逃げました…
▼2020年梅ヶ島のクマ捕獲の様子
去年8月にクマが捕獲され、その後出没情報を聞くことはありませんでした。
2021年、またクマの目撃情報が出てきました。
梅ヶ島はクマの生息域です。
安倍川の河川を含めて山林でクマに遭遇する可能性があります。
・クマに遭遇しないための対策
・出会ってしまったらどうするのか
梅ヶ島にいらっしゃる皆様には、ぜひこの二点を覚えておいてください。
クマに遭遇しないための対策
①食べ物を屋外やテント内に置かない
屋外やテント内にクマの食物となるものを置いておくと、クマへの非意図的な餌付けを引き起こします。
人の生活圏内で効率よく食物を確保できることを学習した個体は、その食べ物がきっかけで執着して出没を繰り返すことになります。
特にキャンプ場では、食べ物を金属製の食料保管庫に入れる、車に積んでおく、テントではない建物内に保管する等の対策が必要です。
テント内のクーラーボックスもNGです。
キャンプ場でのクマの被害は、テント内に食べ物を入れておいた結果、クマがテントを襲撃するパターンがほとんどです。
また、バーベキューの残滓を放置しないことも大切です。
夜のバーベキュー後は「疲れたし、そのまま朝も使うから適当に片付けよう…」
そう思ってしまう気持ちもわかります。
しかし、この匂いにつられてクマが寄ってくる危険性もあります。
バーベキューを楽しんだ後は、完全に片付けてその場を離れましょう。
生ごみのポイ捨てはもってのほか!
絶対にやめてください。
梅ヶ島に来た際にどうしても生ごみを持ち帰れない事情がある場合は、湯の華まで持ってきていただければ対応します。
②音の出るものを持参する
梅ヶ島に生息するツキノワグマは元来臆病な性格です。
遠くで人間の気配を感じたら、自分から離れていきます。
いかに、“ここに人間がいるよ!”とクマに気づいてもらうかが重要となります。
クマに存在を知ってもらうために。
例えば…
・同行者と会話をしたり歌を歌いながら歩く
・ラジオを携行する
・熊ベルを付ける
などがあります。
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▲こちらの商品を私も使っています。
ストラップにマグネットが付いていて、鳴らしたくないときは消音できる機能も有り。
なによりデザインが可愛いですよね(^-^)
そして、なるべく単独より複数で行動するように心がけましょう。
クマに遭遇してしまった時の対応
上記の対策をして、できることならクマに出会わないことが一番です。
でも、もしクマさんに出会っちゃったら…
①遠くにクマがいることに気づいた場合
落ち着いて静かにその場から立ち去ります。
クマが先に人の気配に気づいて隠れる、立ち去るパターンが多いですが、
もし気づかないようであれば存在を知らせるため、物音を立てるなど様子を見ながら立ち去りましょう。
驚いて悲鳴をあげたり、驚かせるような行動をすると
クマがびっくりして攻撃してくる可能性もあります。
KEEP CALM AND CARRY ON
平静を保ち、行動しましょう
イギリスの格言です。下の画像はそのパロディ。
②近くにクマがいることに気づいた場合
考えたくない状況ですが、まずは落ち着いて!
クマは本気で攻撃するのではなく、威嚇行動を見せる場合があります。
この場合は、落ち着いてクマとの距離をとることで、やがてクマが立ち去る場合があります。
クマは逃走する対象を追いかける傾向があるので、背中を見せて逃げると襲われる可能性大。
クマを見ながらゆっくり後退する、静かに語り掛けながら後退する、など落ち着いて距離をとるようにします。
慌てて走って逃げてはいけません。
③至近距離で突発的に遭遇した場合
想像するのも恐ろしいですね((((;゚Д゚))))
突然遭遇すると、クマもびっくりして攻撃的になる可能性が高まります。
その時は致命傷を避ける行動をとってください。
クマ撃退スプレーを携行している場合は5m以内まで距離を縮めて噴射することで攻撃を回避する可能性が高まります。
※クマ撃退スプレーを携行する際の注意点。
いざというときにすぐに取り出せる場所に携行しておきましょう。
スプレーがリュックの中にあったら役に立ちません
いずれにしても、ハイキングやキャンプを楽しむためにはクマに遭遇しないのが一番です。
事前に情報を入手し、自然の中を歩く際には音を出す、食べ物の匂いでクマを引き寄せない、などに注意して行動しましょう!
梅ヶ島温泉に限らず、キャンプ場は全国どこでも熊出没のリスクはあります。
山でキャンプを行う場合の一般的な注意点としてもお読みいただければと思います。
繰り返しになりますが、私も梅ヶ島で一度だけクマに遭遇したことがあります。
ただし、住んでいる私で1度だけです。
観光でいらした方が遭遇する確率はかなり低いとは思います。
しかしクマが出没することは確かなので、注意は怠らないで下さい。
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参考URL
キャンプ地でのクマに襲われない対策を知っておこう!|TRIPoo!!
◆
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キャンプをする際は特にお気を付けください。
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