リニューアルした匠宿は小さなお子さんも楽しめる！雨の日でもOKな、静岡市内の観光・体験スポットです♪

2021年6月10日

こんにちは！
梅ヶ島温泉　湯の華　若女将のさゆりです。
今日は雨の日にお子さん連れでも楽しめる施設をご紹介します。

あなたは駿府匠宿（すんぷたくみしゅく）をご存じですか？
国道１号バイパス丸子ICを下りてすぐのところにある、
陶芸・竹細工・藍染など、静岡にゆかりのある工芸体験ができる施設です。
静岡県民なら「行ったことあるよ！」という方も多いかもしれません。
私も中学生の時に学年遠足で匠宿に行き、絵付け体験をしてきました。
その時に作った作品は、今でも実家に飾ってあります(笑)

そんな思い出のある場所が“駿府の工房　匠宿”として、今年の5月にリニューアルしました。
手がけたのはデザインオフィス創造舎さん。
人宿町の再開発など、静岡で最近存在感が増している建築設計事務所です。
リニューアル後に訪れてみて感じたのは、外観も内装もとにかくオシャレ！

以前の駿府匠宿は“The市の施設”って感じでした（伝わるかな？）
新しい匠宿は、木をふんだんに使いつつモダンでカッコいい。
各工房毎にコンセプトがあるみたいで、少しずつ雰囲気が違っていました。
私のお気に入りは入口のエントランスと、藍染工房

静岡県産木材を使用して、作品が映える工房内。
新しい木の香りが気持ち良い。
平日はゆったりと散策を楽しめました。
屋内外にベンチがたくさんあるので、休憩しながらのんびりできます。

エントランスは売店も併設されており、お洒落なデザインの静岡土産がたくさん！
センスのいいお茶のパッケージや、面白い味のコーラなどがありました。
懐かしい駄菓子コーナー、花火のばら売りもあって、お子さんの目が輝くこと間違いなし✨

駐車場と入場は無料なので、建築を眺めるだけでも楽しめます。
ちなみに、以前は駐車場は有料でした（1回200円）。
リニューアルに伴い匠宿の駐車場が無料になったのは嬉しいです♪

キッズルームと、最新型の授乳室も完備！
8月にはキッズエリアがオープン予定。
子育て世代にとっても嬉しい設備が充実しています。

　インフォメーション

　体験できるのは陶芸・藍染・竹細工など。
小さなお子様が体験できるメニューも♪　

他の体験施設に比べて匠宿の特徴的な体験は駿河竹千筋細工。

駿河竹千筋細工（するがたけせんすじざいく）とは
静岡県静岡市周辺で作られている竹工品です。
静岡の安倍川の上流域には古くから良質の竹が自生しており、古くから竹細工が作られていました。
駿河竹千筋細工の特徴は、細い丸ひごを1本1本組み上げて作っていることです。
「千筋（せんすじ）」とは、幅3尺（約90センチ）の畳に1000本並べられるくらい細い竹ひごを意味しており、直径わずか0.8mmほどの丸ひごを使用します。
駿河竹千筋細工は竹に小さな穴を開け、その穴に独特の技法でしなやかに曲げて作った極細の丸ひごを差し込んで、自由な形に組み上げていきます。
竹ひご作りから組み立てまでの全工程をほぼ一人の職人の手で行います。

引用｜KOGEI　JAPAN

駿河竹千筋細工静岡市周辺で作られている伝統工芸品です。
細い竹ひごを使って、虫かごや花器などが作れます。
今の時期は風鈴づくりに挑戦するのも涼しげで良いですね♪

陶芸体験メニューは昔からの匠宿とあまり変わっていない印象です。
陶芸は手びねりやロクロ、絵付け体験ができます。

藍を使った染物体験もできます。
実は静岡市は藍染などの染物が盛ん。
静岡市の繁華街、紺屋町の名は江戸時代はじめに染物師の町として整備されたことに由来します。

紺屋町の藍染は、染色家・人間国宝　芹沢銈介（せりざわけいすけ）氏のルーツでもあります。
匠宿内のギャラリーTeto Tetoでは、芹沢銈介氏の作品も販売されていて驚きました！
いつか欲しいなぁ。湯の華に飾りたい…

ステンシルを使った染体験は、小さなお子様でも体験できます。
保護者の助けがあれば未就学児から挑戦できそうです。
その日のうちに完成→作品を身に着けて帰れるので、お子様も嬉しいですね♪

それぞれの体験時間は20分から90分以上と、メニューによって幅があります。
その日のご予定に合わせてメニューを選ぶか、やりたいメニューにあわせて予定を組むのがオススメです。
作品は当日中に引き渡しができるものと、後日郵送or再度訪問して引き渡しのパターンがあります。
体験メニューの詳細は、公式サイトよりご確認ください
⇒匠宿｜体験メニュー