静岡旅行で緑茶を楽しもう!掛川茶・本山茶の特徴と日本茶の淹れ方
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
静岡といえばやっぱり緑茶ですね!
当館では皆様にお茶を楽しんでいただけるよう、客室にお茶セットをご用意しております。
実は、湯の華では二種類のお茶をご用意しています。
日本茶検定1級を持つ若女将が、それぞれの特徴と美味しい緑茶の淹れ方をご紹介いたします♪
お部屋で楽しむ「掛川茶」
お部屋の茶筒に入っているお茶は若女将の地元、掛川産の「掛川茶」です。
掛川茶の特徴は普通煎茶よりも蒸し時間を2倍から3倍長くした「深蒸し煎茶」。
陽射しをたっぷりと浴びた茶葉は、肉厚で豊富にカテキンを含んでいて、深く蒸すことで濃厚で甘く深い味わいのお茶になります。
また、組織がほぐれ、カテキンはもちろん、お湯や水に溶けにくい食物繊維やミネラルなどの成分も、より多く摂取することができる健康効能の高いお茶です。
ご用意したお茶には抹茶も加えてあるため、ほんのり甘さが感じられ、濃い水色(すいしょく)も目で楽しんでいただけるかと思います。
ティーバッグに入っているため、新しい茶葉との交換が容易で、何度でもお楽しみいただけます。
おすすめの飲み方
85℃前後のお湯を注ぎ、1分待つ。
朝食のお茶は梅ヶ島産「本山茶」
朝食時にお出しするのは、ここ梅ヶ島で生産された「本山茶(ほんやまちゃ)」です。
本山茶は、静岡市の安倍川と藁科川の上流域で育まれるお茶で、南アルプスの伏流水と山霧が、特有の香りと味わいを生み出します。
また、昼夜の温度差が大きく川霧が立ち込めることで、柔らかく質の良い葉が育ちます。かつて家康が愛飲し、徳川幕府に納められた由緒あるお茶です。
梅ヶ島のお茶は「普通~浅蒸し」で、渋みと苦味のバランスがよく、清々しい香りが特徴です。
当館の主人も、梅ヶ島の共同工場「まるうめ共同茶業組合」のメンバーとして茶の加工に関わっています。
厳しい環境のなか手塩にかけて育てられた希少な梅ヶ島産の緑茶を、ぜひ茶葉と急須でお楽しみください。
おすすめの飲み方
・1煎目=約80℃で1分(最後まで注ぎ切ってください)
・2煎目=約95℃で30秒
お湯の温度を下げるテクニック
ポットのお湯を使う場合、緑茶を淹れる推奨温度より高温です。
そんなときは、一度湯のみにお湯を移して温度を下げることができます。
一般的に、1回移しかえると、温度が約5~10℃下がるとされます。
ポットから1つめの湯呑、2つめの湯呑と複数の湯呑みに移し替えることで、お湯を望ましい温度に下げることができます。
また、室温が低い時は湯のみに移すだけで温度が下がりやすくなります。
逆に、室温が高いときは冷ます時間を長めにとり、調整してみてください。
複数名ならまわし注ぎ
緑茶を淹れる時、最初は薄く、後になるほど濃くなりがちです。
複数の方で楽しむ際は、全員の湯のみが均等になるよう「まわし注ぎ」をしましょう。
まず半分程度注いだら、次の湯のみに注ぎます。
全員分の湯のみに半分注ぎ終えたら、最後の湯のみで折り返し逆回りで残りを注ぎます。
こうすることで、均一にお茶を淹れることができます。
「ゴールデンドリップ」を楽しむ
お茶は、最後の一滴は味が凝縮されていておいしいものと言われています。
そのためこの最後の一滴を「ゴールデンドリップ」と呼んで、大切にされています。
これがコーヒーのドリップ方法とは違うところです。
急須には湯のみに入る分だけのお湯を入れ、最後は急須の蓋が落ちないように手を添えて、水分を残さないよう注ぎきります。
急須にお湯が残っていると、茶葉が開き渋みが増してしまうので気を付けて。
次のおかわりもおいしく楽しむために、1煎目、2煎目と分けて淹れるのがおすすめです。
最近では、茶葉と急須は面倒だから使わないご家庭も増えているようです。
せっかくなので静岡旅行の際に、本物のお茶を楽しんでみてください♪
《お願い》
湯の華へのご宿泊に関するお問い合わせ以外の、梅ヶ島観光全般に関するご質問は、梅ヶ島観光案内所へ直接ご連絡ください。
梅ヶ島観光案内所
TEL: 054-269-2328
受付時間: 9:00~17:00 (12月~2月は9:00~16:00)
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梅ヶ島温泉 湯の華 -ゆのはな-
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