こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
職場の玄関先で出勤時に見つけた大きい蛾の死骸。
虫が苦手な私は、「うわー( ;∀;)」と思いつつ、なんだか綺麗な色だなぁと印象に残っていたのです。
ちょうど同日に知人がSNSに私が今朝みたものと同じ蛾の写真を載せていました。
なに?? 「幸運の蛾」??
ただの大きい蛾という認識が、変わった瞬間でした。
その蛾の名前は、オオミズアオ。
なんだか詩的な名前じゃないですか。
学名(Actias artemis)にはギリシャ神話の【月の女神】アルテミスの名を冠し、その美しさは世界共通で認められているようです。
アゲハ蝶ほどの大きさのある、薄緑色の美しい羽根を持つ蛾です。
なぜ幸運の蛾と呼ばれているのでしょう?
そもそも希少な虫なのかな?と思って調べると「市街地でも観察できる」そうで。
そんなに珍しい蛾ではないみたい。
幼虫時代はカエデやサクラなどの葉を食べて育ちますが、成虫になると口がなくなってしまいます。
そのため食事ができず、成虫になった後はわずか1週間ぐらいの命しかありません。
その短い間に交尾をすませて、メスは卵を産んで死んでいってしまいます。
寿命が短いうえに、もともとたくさん見られないので、この美しいガもまもなく絶滅危惧種として認定され、やがてその姿が永遠に消え去る日が近づいている気がしてなりません。
引用:オオミズアオ 短い命の美しいガ|西日本新聞
なんでも成虫になると口が退化するから食べることができなくて1週間ほどで死んでしまうとのこと。
まさに美人薄命。
ざっとインターネットで調べた限り明確な答えは見つけられませんでしたが、
この綺麗な蛾が成虫として生きている期間が限られるので「見つけたら幸運」と言われている所以でしょうか。
そもそも成虫になるタイミングで何故、口を作らないのか???
苦手なはずの虫に、ちょっとしたきっかけで興味がわいてきました。
でも触角の画像とか見るとゾゾゾ…となるので道のりは険しいです(笑)
これまでこんなきれいな蛾を見たことは無かったので、死骸とはいえ実物を見ることができて運が良かったです。
実物には写真では表現できない美しさがありますよ。
生きている姿はそれ以上に綺麗なのでしょうね。
川遊びシーズンはそろそろ終わりを迎えますが、山で昆虫観察するのも楽しいですね♪
梅ヶ島で昆虫の観察会を行っています
現在はコロナの関係でイベント開催の機会は少ないですが、不定期で夜間の昆虫観察会を行っています。
昆虫好きな方はぜひチェックしてみてください。
舞台は静岡市を流れる安倍川の源流域にある自然豊かな梅ヶ島エリア。
ここにライトトラップを設置して、夜の昆虫を採集・観察をします。
ライトトラップとは、夜間に灯火に集まる昆虫類の習性を利用して昆虫を採集する方法です。
静かな夜の森には、美しい蛾や、煌びやかな甲虫など、昼間には出会えない昆虫たちが暮らしています。
映像や図鑑だけでは知ることのできない “夜の昆虫たちの生命力“ に、子どもたちは驚くことでしょう。
また、昆虫を採集・観察していく中で、生き物同士の見えない繋がりを何となく感じ取ったり、自然環境への幅広い好奇心や関心が高まっていきます。
イベントの詳細はこちら⇒夜の森に潜む虫を、発見しよう!|MANAVIVA!
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梅ヶ島温泉 湯の華
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