カテゴリー:日常/雑記
英語の童謡“Row Row Row Your Boat”の歌詞が奥深かった
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
当館には2歳(もうすぐ3歳)の娘がいます。
Youtube大好きっ子で、何かあるとすぐ「どうが(動画)!」と言ってKids Youtubeを見ています。
英語のチャンネルも多くて、最近では英語の歌を覚えて自分で歌っているんです。
「スマホ育児はダメ!」と言われていますが、幼少期に英語に親しむには良いツールだと思っています。
最近の娘のお気に入りの曲は“Row, row, row your boat”
英語圏では有名な童謡らしいので、聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
Row, row, row your boatの歌詞と和訳
Row, row, row your boat
Gently down the stream
Merrily, merrily, merrily, merrily
Life is but a dreamボートを漕げ、漕げ、漕げ
そっと流れを下って
陽気に、陽気に、陽気に、陽気に
人生は夢に過ぎない
直訳するとこんな感じ。
ゆったりとした曲調で同じ歌詞を何度も繰り返します。
「流れに沿って、ボートを漕いでいけ」というのは
パリ市の標語“たゆたえども沈まず(Fluctuat nec mergitur)”に通じるものがあります。
流れに逆らわず、流れに乗るのが愉快に進む秘訣でしょうか。
前半は情景を歌っているのですが、後半は人生が主語です。
「Life is but a dream;人生はただの夢」
深いです。幼児向けの曲にしては達観しているなぁ。
ただの川下りの曲としてではなく、人生の含蓄に富む歌としてとらえることができます。
でも、わかる。
子どもの頃「人生ってなんだろう?」とか「自分の思考は本当に自分のものなのか?誰かの想像の中の出来事ではないだろうか?」とか延々考えていた時期が私にもありました。
いわゆる中二病ってやつですかね。
大人になったいま。
落ち込んだとき、このフレーズが頭に浮かんだら少しは気持ちが楽になる気がします。
無邪気に“Life is but a dream”を歌っている娘も、いつかは悩む時がくるかもしれない。
そんな時に、この歌を思い出して欲しいです。
おまけ:カヌーで川下りinイギリス
最初にこの歌を知ったのはこちらの本。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者であるブレイディみかこさんによるエッセイ短篇集。
彼女はイギリスで保育士として働いていたので、エピソード(カヌー)のなかに英語圏の童謡がポロっと出てくるんです。
最初この曲を知らずに「なんのことだ?」と思って読んでいたのですが、子どもと一緒にYoutubeで英語の童謡を聞いて「あの歌だ!」と分かりました。
読書と育児、意外なところで繋がっています。
※こちらの本は湯の華文庫にもあります。
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