カテゴリー:温泉
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
「旅行の日程と生理が重なってしまったらどうしよう?」
「せっかく温泉に行くんだから、生理中だけど入ってもいいかなぁ?」
温泉旅行を計画する際、女性ならではの悩みですよね。
温泉宿で皆様をお迎えする立場として、きちんとした情報をお伝えしたい。
そう思って、温泉について医学的な本『医者が教える最強の温泉習慣』で調べた結果、
「生理中の入浴はNG」ということが分かりました。
この記事では、生理中の入浴をおすすめしない理由と、生理中でも温泉を楽しむ方法を紹介します。
私は温泉宿に嫁いで3年目の若女将。
以前は女性専用フィットネスジムのインストラクターをしていました。
前職の知識や経験を活かして、温泉×女性の健康について、サポートしたいと日々勉強しています。
生理中の温泉入浴がNGの理由
温泉・銭湯・スパの一部では、生理中の入浴を禁止しているところもあります。
ルールで明示されていなくても生理中に温泉に入ることは避けたほうが賢明です。
その理由は3つあります。
1.他の入浴客へのマナー
2.入浴中の事故を防ぐため
3.感染症予防
下記に、理由を詳しく解説していきます。
1.他の入浴客へのマナー
公衆浴場の場合、同じ女性でも他人の経血を目にするのは嫌ですよね。
生理中はマナーとして入浴をひかえましょう。
一方、貸切風呂はどうでしょうか。
「他の人が見ないから入浴してもいい?」
いいえ、それも控えてください。
たとえば、お湯に経血が混じったり脱衣場を汚してしまう可能性もあります。
入れ替わり制の貸切風呂の場合、後から別の方が入る際に不衛生な環境となります。
他の人のためにご配慮をお願いします。
また、「タンポンや月経カップを使えばいい?」という疑問もあるかと思います。
タンポンや月経カップなら経血が漏れる心配は減るものの、絶対ではありません。
正しい位置に挿入できていなかったり、長時間使っていたりすると漏れてしまう可能性があります。
たとえ経血がモレない自信があっても、入浴は控えていただけると助かります。
「どうしても生理中に入りたい!」という方は、部屋に貸し切りお風呂がある部屋を予約するのがいいでしょう。
浴槽に入る前にシャワーでデリケートゾーンの経血を洗い流し、入浴後も洗い場などをきれいにしておけば、あとで入る家族も気持ちよく入れます。
2.入浴中の事故を防ぐため
生理中はただでさえ貧血気味でふらふらしがち。
温泉の入浴により、普段よりのぼせ・めまいが起きやすいです。
気持ちが悪くなったり、転倒する危険性があります。
特に経血量の多い2〜3日目は要注意。
4日目以降の終わりかけでほとんど出血がないとしても、気は抜けません。
1回の生理期間で20~140mlの血を失っていると言われているためです。
特に当館のお風呂は、梅ヶ島温泉の濃い温泉成分により床がツルツル滑ります。
加えて、巨石を積んだ岩風呂ですので、打ち所が悪いと本当に危険です。
当館では生理中の入浴はオススメしていませんが、「どうしても…」の場合はパートナーや誰かと一緒に入ると安心です。
3.感染症予防
生理中の膣内はデリケートです。
温泉に含まれる雑菌によって何らかの感染症を引き起こす可能性もあります。
非常に申し上げにくいのですが、温泉には、なにかしらの雑菌がいます。
不特定多数の方が利用していますし、自然に湧出している源泉だからです。
もちろん定期的に温泉の泉質チェックはしていますが、通常時に入浴する際には平気な雑菌でも、生理中の繊細な身体だと感染してしまうことも。
ご自宅の、消毒済みの水道水のお風呂に入るのとは違うということをご理解ください。
私自身も嫁いできて最初の頃、生理中に温泉に入ったからか、膀胱炎になって非常に痛い思いをしました。
身体が弱っているとき、デリケートゾーンに大腸菌などが入ると炎症を起こすことがあります。
梅ヶ島の医師曰く、温泉地ではたまにある症状のようです。
周りへの配慮はもちろん、ご自身の身体を守るためにも生理中の入浴はお控えください。
生理中でも温泉を楽しむためには?
「せっかくの温泉旅行、生理がかぶった…」というときは悲しいですよね。
全身浴はNGでも、足湯を楽しむのはいかがでしょうか?
諦めていた温泉が楽しめる上に、家族・子どもと一緒に思い出を作れるのもいいですね。
湯の華の温泉は貸切風呂のため、服を着たまま浴室に入っても問題ありません。
▲広々お風呂を独占!貸し切りでご利用いただけます
全身浸からなくとも、足湯でも効き目はあります。
くるぶしから下を温泉に浸けて、血の巡りを良くしましょう♪
湯の華の泉質は単純硫黄泉。
身体をポカポカにする効果があります。
源泉が出てくる滝の音を聞いているだけでもリラックスできます。
のぼせ予防にために、足湯の時間は10分が目安。
上がった後は水分補給も忘れずに。
足湯の後に靴下を履いて保温するのも効果的です。
足湯で体を温めると生理痛を和らげることも期待できます。
せっかく温泉にきたのですから、できる方法で温泉を楽しんでください。
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梅ヶ島温泉 湯の華
TEL:054-269-2253
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