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【郵趣ログ】竹久夢二さんデザイン「花図案」の切手♪100年前の「大正ロマン」を感じてみよう
こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
コロナによる巣ごもりがきっかけで郵趣(切手などの収集)がマイブームとなっています。
郵趣と言っても、切手や消印収集、初日カバーなどいろいろジャンルはありますが、私は切手のデザインが好きです。
これまで切手=送料とだけ考えていました。
しかし、ポストクロッシングをはじめてからさまざまな美しいデザインの切手があることを知り、その魅力にはまっています。
たてよこ2センチ程度の小さな切手。
よく見るとまるで額縁入りの絵画。ちいさな美術館のようです。
手元に置いてコレクションしたり、使うときに封筒やハガキとの組み合わせを考えたりと、1枚の切手で2度も3度も楽しんでいます。
鑑賞するだけではなく、切手として使うことで届いた相手も楽しめて、体験をシェアできるのもいいですよね♪
そんな切手のなかから今回は2月の新作切手をご紹介いたします。
美人画で有名だけどあえて花!竹下夢二の切手コレクション
グリーティング(ライフ・花)竹久夢二さんの花図案。
ハガキでよく使う63円切手と、封筒で使う84円切手の2種類。
浴衣デザインや本の装丁などから切り取った、各10図案のシートになりました。
画像引用:日本郵便
84円の長細い切手は、着物の柄でしょうか?
大きめの封筒に貼ると良さそうです。
ところで、皆様は竹下夢二さんをご存知でしょうか?
私は恥ずかしながら、「なんとなく、名前だけは知っている」程度でした。
竹下夢二さんは明治から大正・昭和初期に活躍した画家・詩人です。
「夢二式美人」と呼ばれる美人画が有名。
大正ロマンを代表する画風で、絵本の挿絵なども手掛けています。
芸術家、というよりクライアントの要望に合わせて絵を描くグラフィックデザインの先駆け的存在です。
ウィキペディアにギャラリーがあるので興味がある方は見てみてください。
竹久夢二の代名詞といえば美人画!
今回の切手では、花柄をチョイス!
「花」は季節の移ろいと共に、色とりどりの様相を見せ、その美しさはいつの時代も人の心を捉えて離しません。
そして花の持つ魅力は、古今東西の美術や文芸作品の中でも、多彩に表現されています。
大正ロマンを象徴する画家・詩人の竹久夢二(1884-1934)も花に魅了され、数多くの作品を制作しました。
夢二は日本画やスケッチで写実的に描き残した花をはじめ、花をモチーフにして展開したデザインも多く、さらに〈夢二式美人画〉においても、女性の姿を引き立て、また内面を映すために花を描写し、画面を華麗に飾りました。
引用:竹久夢二 花をえがく、花をうたう 展(竹久夢二美術館)|アイエム
なるほど。
夢二式美人画では、女性の内面を映すために花が用いられることもあったのですね。
レトロな少女漫画で、主人公のバックに花が舞っているのも、この効果を期待して、なのでしょうか?
夢二の花模様はどことなく、北欧チックな印象も受けます。
シンプルな線とはっきりした色遣いがそれっぽい。
切手シートの状態でも素敵なのですが、ハガキに貼ると可愛さ爆発!
ひとつの作品としての存在感が際立ちます。
実際にハガキに貼るとこんな感じ。
くすみカラーの背景と縁取りがレトロ感を演出しています。
当館ではご宿泊いただいたお客様にお礼状を出しておりまして、可愛い切手が手に入ると使う私もウキウキです。
自分で選んで言うのもあれですが、この切手のセンスいいですよね。
明治~大正時代の作品ということは、発表から100年近く経過しているんですよね。
令和の現代でも愛される竹下夢二さんの花図案。
この切手がきっかけで、改めて注目が集まるかもしれません。
おまけ:竹下夢二の絵葉書
竹久夢二の絵葉書も売ってたー!
ポスクロ界隈では、絵葉書と切手の柄を統一させると喜ばれるので買っちゃおうかなぁ……
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