カテゴリー:温泉
こんにちは!
温泉ソムリエマスターのさゆりです。
本日は、知っていると温泉がもっと楽しくなる温泉豆知識をお伝えいたします♪
源泉かけ流し温泉の浴槽には、場所ごとに呼び名があります。
その代表が「湯口」と「湯尻」。
温泉のお湯が湯船に注ぐところを湯口、お湯が湯船の外にあふれ出る、湯口から一番遠いところを湯尻といいます。
湯の華の岩風呂。赤く囲った部分が「湯口」青い部分が「湯尻」です。
湯尻からかけ湯をして入り、徐々に湯口へ移動する
一般的に、循環装置を用いない源泉かけ流しの温泉の場合、
温泉の温度が一番高いのが湯口
ぬるめなのが湯尻です。
安全な入浴法として私がおすすめしているのが、
温度がぬるめの湯尻からかけ湯をして入り、
体が温泉温度に慣れてきたら中間付近に移動、
最後に湯口のお湯で上がり湯をして出る
という順番です。
皆さんはヒートショックという言葉を耳にしたことがありますか?
気温の変化によって血圧が乱高下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。
急に熱いお湯(湯口周辺)に入ると、血圧が急上昇する危険がありますので、温度の低い湯尻から、しっかりかけ湯をしてから入りましょう。
源泉をいちばん感じられるのは「湯口」
湯口とは、温泉のお湯が湧き出ている場所のことです。
湧きたてのお湯なので、温度は高めです。
熱めのお湯が好きな方は、湯口付近につかるのが良いでしょう。
また、温泉には多数の温泉成分やガス成分が含まれています。
温泉成分のなかには、酸素に触れると酸化したり、ガス成分が空気に放出されたりして効果が温泉成分が薄くなってしまいます。
しかし、湯口付近のお湯は鮮度が良いので、どの場所よりも一番温泉成分が濃い状態です。
新鮮な源泉を楽しみたい方は、湯口のお湯を桶に汲んで、顔を洗ったりしてみてはいかがでしょうか。水道水との違いにびっくりするかもしれません。
また、衛生を気にして、温泉から出たあとにシャワーで流す方もいらっしゃいますが、
それは温泉成分も流してしまって非常にもったいないです。
源泉かけ流しの場合、湯口のお湯はまだ誰の肌にも触れていないお湯です。
温泉の上がり湯として、浴槽から出た後に湯口で汲んだ源泉を身体にかければ、気持ちよくお風呂をあがれるでしょう。
長湯好きな方は「湯尻」がおすすめ
湯尻は湯口に比べると、温泉成分が抜けてマイルドなお湯です。
湯尻のお湯は、温度が低くて体の負担や皮膚への刺激が少ないとも言えます。
小さな浴槽の場合、あまり差を感じないかもしれませんが、大浴場や大きな露天風呂だと違いを感じられるでしょう。
「できるだけ長い時間温泉に浸かっていたい」
そんな方は、ぬるめの湯尻付近でのんびりすることをおすすめします。
湯尻は出入口になっていることも多いですので、周りの様子も伺いながら邪魔にならならないよう寛ぐとスマートです。
湯口と湯尻の特徴を使い分けて、快適な温泉ライフを
熱めで温泉成分が濃いのが「湯口」
ぬるめで温泉成分がマイルドなのが「湯尻」です。
ご自身の体調や温泉の泉質に合わせて、お好きなポイントで入浴を楽しんでみてください♪
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梅ヶ島温泉 湯の華
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