こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将
温泉ソムリエマスターのさゆりです。
日本の旅館では、お部屋にお茶とお茶菓子が用意されていることが多いと思います。
旅館業界では、このお部屋に置くお菓子のことを「お着き菓子」と呼んでいます。
「無事にお部屋にお着きになったら、まずはお茶とお菓子でひと息ついてくださいね」という心配りが由来とされています。
加えて、宿で販売しているお土産の販売促進(試供品)という側面もあるそうです(笑)
そんなお着き菓子には、入浴前に食べることで安全に温泉を楽しむ効果もあるのです。
本記事では温泉ソムリエマスターの若女将が、お着き菓子(お茶菓子)の効果を解説します。
ついでに当館「湯の華」で提供しているお茶菓子もご紹介しますね。
効果①:旅の疲れを癒す
「お着き菓子」は遠方からの旅で疲れ切った旅人に元気を与えるために甘いお菓子が提供されたのが起源とされています。
いつの時代も甘いものは心身の癒し効果があるとされ、到着時のお茶菓子は旅の疲れを和らげるために欠かせない存在です。
効果②:立ちくらみや失神を防ぐ
宿に到着した際、長距離の移動によりお客様の血糖値は低下していることが多いそうです。
その状態で温泉に入ると立ちくらみや気分が悪くなるリスクがあるため、お着き菓子を食べることで、血糖値を軽く上げて体調を整える役割もあります。
一般的に入浴前の食事はNGと言われていますが、少量のお菓子程度なら逆に好ましい効果があるのです。
効果③:お茶で水分補給&体を温める
冷えた体で急にお風呂につかるとヒートショックを起こすことがあることは良く知られています。
その対策としてかけ湯が有効なのですが、温かいお茶を飲むことは、体の内側から「かけ湯」をするようなものです。
また、入浴により発汗し血液がドロドロになると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが増します。
入浴前にお着き菓子と共にお茶をいただくことは、入浴前の水分補給として理にかなっています。
ちなみに湯の華では、お部屋備え付けとして掛川茶、朝食時に本山茶(梅ヶ島産)をご用意しております。
産地や製法の異なる2種類の緑茶をお楽しみいただけます♪
湯の華のお茶菓子/お着き菓子
当館「湯の華」では「梅ヶ島抹茶さんど」をお茶菓子としてご用意しています。
梅ヶ島温泉の焼き印が押された洋風御煎餅(いわゆるゴーフル)で、抹茶の風味が漂うミルククリームをサンドしたものです。
こちらはロビーでも販売しており、当館一番人気のお土産です。1箱10枚入り 750円(税込)
ぜひ温泉宿にお越しの際は、お茶とお茶菓子を楽しみながら、ゆったりと旅の疲れを癒し、入浴前のひとときをお過ごしください。
※本記事はあくまで一般論であり、お着き菓子を召し上がるタイミングはお客様の自由です(^^♪
それでは皆様、良い旅を!
参考リンク
「甘いおやつの効用」静岡県立大学 食品栄養科学部 橫越教授|農畜産業振興機構
意外と知らない旅館の“お着き菓子”の意味 | 一休コンシェルジュ
有馬温泉 元湯 古泉閣の“お着き菓子”のご紹介~旅館のお部屋に置かれるお菓子の秘密~ | 株式会社古泉閣のプレスリリース
土産用の“試食”だけじゃない?温泉宿の「お着きお菓子」には入浴前の大事な役割が|FNNプライムオンライン
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梅ヶ島観光案内所
TEL: 054-269-2328
受付時間: 9:00~17:00 (12月~2月は9:00~16:00)
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梅ヶ島温泉 湯の華 -ゆのはな-
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