こんにちは!
梅ヶ島温泉 湯の華 若女将のさゆりです。
「梅ヶ島にはなんだかプラスのパワーがあるぞ」
最近、そんな風に感じます。
“遊びに来ると、なんだか元気が出る”そんな雰囲気があります。
今日は古来から湯治場として栄えているこの地にまつわる伝説と、自然を感じるパワースポットをご紹介いたします。
梅ヶ丘温泉に残る2つの伝説
梅ヶ島温泉には、2つの伝説、「金の湯伝説」「霊泉伝説」が残っています。
金の湯伝説
金鉱の発掘により産出量の多かった金鉱が、ある時の洪水の土砂で埋まってしまいました。ところが、崩れた山の麓から温泉が湧き、その温泉は、金水麗水で、湯の色は黄色で、味は甘く、香りは良く、この湯に入れば、肌の艶が良くなり、体全体が温まり、万病に効き寿命が伸びると評判が立ち、「金湯」と呼ばれるようになったそうです。
霊泉伝説
昔、後水尾天皇の第8皇子である良純親王が、夢のお告げを受け、駿河安倍奥の頂上に近い川のほとりにきた時、3匹の赤い小蛇が出てきて、小蛇に導かれて道なき道を進むと温泉が見つかりました。
そこに入湯すると、3日で足の痛みがおさまり、10日もすれば難病もとうとう全快しました。
その慈悲に深く感謝して、小さな社をたて、紺紙金字の願経と水晶八房の数珠を捧げた場所が、梅ヶ島温泉とされています。
参照:梅ヶ島温泉の伝説|梅薫楼
守られた自然の中にある梅ヶ島温泉!温泉だけでない魅力的な周辺環境
梅ヶ島温泉はあたり一帯パワースポット
これは、梅ヶ島を訪れた方がSNSで投稿してくださった言葉です。
このコメントを読んで、私はなんだか嬉しくなりました。
これまで梅ヶ島の自然を大切に守ってきた、地元の方の努力が認められた気持ちになったからです。
確かに、自然いっぱいの場所からは大きな大地のエネルギーをもらえる気がします。
静岡市街地から1時間以上山道をドライブした先、山の中に突如現れる梅ヶ島温泉。
数軒の小さな温泉宿が立ち並び、その周りには豊かな自然がたくさんあるのです。
梅ヶ島は古くから湯治場として利用されてきたにも関わらず大規模な開発はほとんどされてきませんでした。
温泉街=熱海のような歓楽街のある街
というわけではないのです。
梅ヶ島温泉は、古くからの歴史ある、多くの方に愛されてきた名湯です。
梅ヶ島温泉の魅力は温泉だけでなく、その環境を含めた包括的なものなのかもしれません。
都会の喧騒に疲れたら、自然あふれる梅ヶ島にエネルギーチャージしに来るのも良いですね。
最後に現代の梅ヶ島のオススメスポットを何か所かご紹介します♪
源泉湧き出る「おゆのふるさと公園」
市営浴場跡地にある“おゆのふるさと公園“には、源泉の湧き出る“源泉洞窟“があります。
昭和の時代にはこの洞窟風呂が公衆浴場として利用されていたそうなので、もしかしたら「入ったことあるよ!」という方もいらっしゃるのでは?
現在は市営温泉を「黄金の湯」に移転し、洞窟風呂に入ることができません。
しかしこの源泉洞窟に湧き出る温泉は、一度タンクに集められ当館を含む梅ヶ島温泉の各宿や施設に供給されています。
洞窟風呂の様子は普段は見ることができませんが、特別公開日には見学することが可能とのこと。
蛇足ですが梅ヶ島温泉の組合員の皆さんは定期的に清掃のためにこの洞窟風呂に入っています。
一般公開されていない場所ですので、清掃のためとはいえ洞窟風呂に入れるのはここを守る人々の特権ですね。
洞窟風呂のすぐ横を流れる滝は硫黄の香りがします。
まさに源泉かけ流しの滝です(笑)
登山・ハイキングコース
温泉街の周辺には、吊り橋や1時間ほどで回れるトレッキングコース、本格的な登山コースなども充実しています。
家族で自然に触れるにはもってこいの場所となっています。
登山やハイキングで疲れた体を温泉で癒すなんて最高の楽しみ方ですよね!
紅葉の季節は、赤や黄色に色づいた木々がとても綺麗です。
◆
1700年以上の歴史のある梅ヶ島温泉は、その歴史の深さもさることながら、豊かな自然など魅力がたくさんあります。
健脚の方ならハイキングや登山、サイクリングのために訪れる方も多いです。
そうでない方も宿から安倍奥の山を眺めるだけでも元気になるでしょう。
温泉を楽しむとともに、自然の中でパワースポットを探してみてください♪
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梅ヶ島温泉 湯の華
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